
著者: Vocab Team
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可算名詞と不可算名詞の見分け方|一覧・例文・練習つき
英語の名詞は、その文で「一つ、二つ」と数えるか、まとまった量として扱うかによって、使える冠詞や数量表現が変わります。この記事では、可算名詞と不可算名詞の見分け方を、よく使う名詞の一覧、例文、練習で確認します。
日本語で数えられそうなものが、英語では不可算になることもあります。名詞を単独で暗記するだけでなく、どんな意味で使われているかも一緒に見ていきましょう。
可算名詞と不可算名詞の違い
可算名詞は、個々のものとして数えられる名詞です。単数形と複数形を使い分けます。
- I bought a book. 本を1冊買いました。
- I bought two books. 本を2冊買いました。
不可算名詞は、その意味では個数を直接数えず、量やまとまりとして扱う名詞です。通常、その名詞に直接数字や a/an をつけたり、複数形にしたりしません。
- I need some information. 情報が少し必要です。
- She gave me a piece of advice. 彼女は私に助言を一つくれました。
後の例では advice 自体ではなく、piece という単位を使って助言を一つと数えています。日本語では「情報を一つ」と言えても、英語では information をそのまま数えない点に注意しましょう。
よく使う名詞の一覧
以下は、それぞれの名詞を載せた意味で使う場合の分類です。同じ単語でも意味や状況が変わると、別の使い方ができることがあります。
可算名詞の例
- book: 本
- apple: りんご
- chair: 椅子
- friend: 友人
- idea: 考え、アイデア
- question: 質問
- coin: 硬貨
- bottle: ボトル、瓶
She has three questions. 彼女には質問が三つあります。question はこの意味では個々に数えられるので、three の後では複数形の questions を使います。
不可算名詞の例
- water: 水
- milk: 牛乳
- rice: 米
- bread: パン
- sugar: 砂糖
- information: 情報
- advice: 助言
- news: ニュース、知らせ
- furniture: 家具
- luggage: 荷物
- money: お金
- homework: 宿題
- work: 仕事
- traffic: 交通量
特に information、advice、furniture、luggage は、日本語では一つずつ数えたくなる名詞です。通常の意味では informations、advices、furnitures、luggages とはしません。money はお金全体を表す不可算名詞ですが、coin は硬貨を一枚ずつ数える可算名詞です。
The furniture is new. その家具は新しいです。furniture は複数の家具をまとめて指していても、ここでは不可算名詞なので is を使います。
文の中で見分ける手順
まず、名詞がその文で何を表しているかを確認します。次に、個々のものを数えているなら単数形と複数形を、量やまとまりを表しているなら不可算としての形を考えます。最後に、使う冠詞や数量表現が合っているかを確かめましょう。
単数の可算名詞には目印が必要
単数の可算名詞は、通常 a/an、the、my などを伴います。初めて一つのものを取り上げるときには a/an がよく使われます。
- I have a question. 質問が一つあります。
- That is an interesting idea. それは面白い考えです。
- My question is simple. 私の質問は簡単です。
可算名詞の question を単数で使うとき、通常 I have question. とは言いません。a と an は次の語のつづりではなく、最初の音で選びます。母音の音で始まる interesting には an を使い、子音の音で始まる useful には a を使います。
- It is a useful idea. それは役に立つ考えです。
複数形は多くの場合、語尾に s や es をつけますが、形が変わる語もあります。
- Two children are playing. 2人の子どもが遊んでいます。child の複数形は children です。
不可算名詞は量を表す
不可算名詞には、数量を示さずそのまま使える場合も、some や the などをつける場合もあります。意味に応じて選びましょう。
- Water is important. 水は大切です。水を一般的に述べています。
- The water is cold. その水は冷たいです。特定の水を指しています。
- We need some rice. 米が少し必要です。
「単数形に見えるから可算」とは限りません。また、見た目が複数形に見える news も、通常「知らせ」という意味では不可算です。
- The news is surprising. その知らせは驚くべきものです。
不可算名詞を数えるときの単位
個数を伝えたいときは、容器や単位を表す可算名詞を使います。数字に合わせて、数える単位のほうを複数形にします。
- a glass of water: コップ1杯の水
- two bottles of water: ボトル2本分の水
- a piece of advice: 一つの助言
- three pieces of information: 三つの情報
- a loaf of bread: パン1斤
- two bags of rice: 米2袋
She bought two loaves of bread. 彼女はパンを2斤買いました。loaf の複数形は loaves です。bread はそのままにして、単位を数えています。
単位を主語にする場合、動詞は主語の形に合わせます。たとえば This furniture is expensive. は「この家具は高価です」、These pieces of furniture are expensive. は「これらの家具は高価です」という意味です。後者の主語の中心は複数形の pieces なので are を使います。
同じ名詞でも意味によって変わる
名詞の分類は単語だけで固定せず、その文での意味を見ます。
- Would you like some coffee? コーヒーはいかがですか。飲み物としての coffee は不可算です。
- We ordered two coffees. コーヒーを2杯注文しました。注文の場面では、coffee を1杯ずつの飲み物として数えることがあります。
- There is chicken in the soup. スープに鶏肉が入っています。肉としての chicken は不可算です。
- There are three chickens on the farm. 農場には鶏が3羽います。鳥としての chicken は可算です。
水についても、注文の場面で two waters が水を2杯、または2本という意味で使われることがあります。容器や量をはっきり伝えたいなら、two glasses of water や two bottles of water と言えます。
many、much、some、any の使い分け
many と much
many は可算名詞の複数形に、much は不可算名詞に使います。疑問文や否定文でよく見かけます。
- How many books do you need? 本は何冊必要ですか。
- We don't have many chairs. 椅子はあまり多くありません。
- How much time do we have? 時間はどのくらいありますか。
- I don't have much money. お金はあまり持っていません。
How much は、不可算名詞の量だけでなく、値段を尋ねるときにも使います。How much is this book? は「この本はいくらですか」という意味です。 How many と How much の違いも例文で確認できます。
肯定文で「たくさん」と言うときは、可算名詞の複数形にも不可算名詞にも使える a lot of が便利です。
- There are a lot of people in the park. 公園にはたくさんの人がいます。
- We have a lot of work today. 今日は仕事がたくさんあります。
some と any
some は肯定文で、any は疑問文や否定文でよく使います。どちらも可算名詞の複数形と不可算名詞に使えます。
- I bought some apples. りんごをいくつか買いました。
- We need some milk. 牛乳が少し必要です。
- Do you have any questions? 質問はありますか。
- There isn't any bread. パンはありません。
ただし、疑問文が必ず any になるわけではありません。相手に勧めたり、何かを頼んだりするときは some も自然です。 不可算名詞と some・any の基本では、使い方をさらに詳しく説明しています。
- Would you like some tea? お茶はいかがですか。
- Could I have some water, please? 水をいただけますか。
練習問題
括弧内から適切な語を選び、文を完成させてください。7番と8番は、指定された意味になるように書き換えます。
- I have (a / an) idea.
- She needs some (information / informations).
- How (many / much) chairs are there?
- We don't have (many / much) time.
- I bought two (bottle / bottles) of water.
- These pieces of furniture (is / are) old.
- 「彼は私に助言を一つくれました」と伝える文にする: He gave me an advice.
- 「コーヒーを2杯注文しました」と伝える文にする: We ordered two coffee.
答えと解説
- I have an idea. idea は母音の音で始まるので an を使います。「考えがあります」という意味です。
- She needs some information. information はここでは不可算です。「彼女には情報が少し必要です」という意味です。
- How many chairs are there? chairs は可算名詞の複数形なので many を使います。「椅子は何脚ありますか」という意味です。
- We don't have much time. time はここでは時間の量を表す不可算名詞なので much を使います。「あまり時間がありません」という意味です。
- I bought two bottles of water. 数えるのはボトルなので bottles を複数形にします。「水をボトルで2本買いました」という意味です。
- These pieces of furniture are old. 主語の中心は複数形の pieces なので are を使います。「これらの家具は古いです」という意味です。
- He gave me a piece of advice. advice は通常の意味では不可算なので、助言一つには a piece of advice を使います。
- We ordered two coffees. 注文した2杯を coffees と数えられます。容器を明示して We ordered two cups of coffee. と言うこともできます。
迷ったら、まずその名詞が文の中で個々のものを表すのか、量やまとまりを表すのかを確認しましょう。そのうえで、単数の可算名詞には冠詞などが必要か、不可算名詞には単位が必要かを考えると、表現を選びやすくなります。